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防災気象情報

防災気象情報の種類

気象台では地域に災害の発生する恐れがあると予想される場合は、警報・注意報を発表して警戒を呼びかけると共に気象の状況や予想などをお知らせしています。これらの気象に関する警報・注意報及び情報をひとまとめにして「防災気象情報」と呼んでいます。

予警報の種類

種類
内容
警報
気象現象などによって、重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合に、警戒を呼びかけるために発表します。気象(暴風雪・暴風・大雨・大雪)、地面現象(山崩れ・崖崩れ・地滑りなど)※、津波、高潮、波浪、浸水※、洪水の警報があります。
注意報
気象現象などによって、災害が起こるおそれのあると予想される場合に、注意を呼びかけるために発表します。気象(風雪・強風・大雨・大雪・雷・乾燥・濃霧・霜・なだれ・低温・着雪・着氷)、地面現象(山崩れ・崖崩れ・地滑りなど)※、津波、高潮、波浪、浸水※、洪水の注意報があります。
指定河川洪水警報・注意報
福岡県の場合、福岡管区気象台は河川管理者である筑後川及び遠賀川工事事務所(国土交通省九州地方整備局)と共同で、洪水予報指定河川(筑後川、遠賀川、彦山川、矢部川、山国川※)の洪水に対する水防活動のために警報・注意報を行っています。
天気予報
予報発表時から明後日までの予報です。
週間天気予報
発表翌日から7日間の天気・気温・降水確率・降水量・海上の波の状況等の予報です。
季節予報
季節予報には1か月、3か月、暖候期(4月から9月までの期間)、寒候期(10月から3月までの期間)の予報があり、一般的には「長期予報」とも言われています。

※)山国川は県境にあるため大分地方気象台と大分工事事務所(国土交通省九州地方整備局)が共同で行っています。
※)地面現象・浸水の警報・注意報は、この標題を用いないで気象警報・注意報の内容に含めて発表することになっています。

気象情報の種類

気象情報とは、気象台が気象等の予報に関係のある台風、その他の異常気象等についての情報を具体的に、かつ速やかに発表するものです。また、気象庁が保有している情報を総称していう場合とがあります。

種類
目的機能
内容
記録的短時間
大雨情報
速報機能
数年に1度しか現れないような、記録的な短時間の大雨を観測した時に、これを速報し防災効果を高めることを目的として発表される大雨情報です。数年に1度しか現れないような、記録的な短時間の大雨なので厳重な警戒が必要です。(
記録的短時間大雨情報は過去の記録から数年に1回しか起こらないような大雨の1時間雨量が設定されています。)
気象情報
警告機能
注意報・警報に先立って注意をうながすために予想される現象の概要などを解説します。注意報・警報に相当する気象現象が予想される半日から1日前に発表しますが、連休前など防災上の観点から2,3日前でも発表することがあります。台風・低気圧・大雨・雷・低温・長雨・少雨・大雪・冬型気圧配置などに関する気象情報があります。それぞれの現象に対する防災準備の参考にしてください。
補完機能
注意報・警報が発表された後の経過や予想、防災上の注意を解説します。台風・低気圧・大雨・雷・低温・長雨・少雨・大雪・冬型気圧配置などに関する気象情報があります。これらの情報を防災活動の参考にしてください。
天候情報
注意喚起機能
少雨・長雨・低温・梅雨など比較的長期にわたる現象について、注意をうながしたり解説します。農作業従事者など被害や影響が予想される場合は、これらの情報を参考にしてください。

福岡管区気象台 「防災気象情報」、福岡県防災安全課のホームページより引用しています